総合失調症
統合失調症とは、自分のこころや考え、行動がまとまらなくなってしまう病気です。陽性症状（幻覚や妄想、異常な思考や行動）と陰性症状（無気力、感情表現の減少）があります。陰性症状は発症したときからみられることもありますが、通常は陽性症状が治まったあとに現れ、長期に続くこともあります。これらの症状のために、人間関係に悪影響を及ぼしたり、家庭や社会生活に支障をきたします。思春期から40歳くらいまでに発症しやすい病気です。
治療について
お薬による治療と精神科リハビリテーション（作業療法、生活技能訓練）があります。陽性症状が強くみられる急性期には、お薬による治療が主体になります。症状にあったお薬を調整します。陰性症状が目立つ時期はリハビリテーションを行います。当院ではリハビリ施設がありませんので、必要な場合は他病院や施設をご案内いたします。再発しやすい病気ですので、長期にわたって治療に取り組むことが大切です。